5th Album 「orbital period」, BUMP OF CHICKEN II [2005-2010]

BUMP OF CHICKEN 「花の名」歌詞の意味

主な収録作品:花の名
BUMP OF CHICKEN
トイズファクトリー
2007-10-24

【はじめに】 基本的に、ここで書くのは言葉的な解釈だけです。「曲のテーマ」とか「メッセージ」とかは聴いたひとそれぞれが感じるものなので、そのあたりの考察にまでは踏み込まないようにしたいかなと思います。

→BUMP OF CHICKEN 「花の名」歌詞(リンク)

【歌詞の大まかな意味】

あなたに伝えたいことは、とても単純なことなのに、
どうして口に出して言う勇気が出ないんだろう。
だけど、ひとことも口には出さないのに、
どうしてあなたには僕の気持ちが伝わるんだろう。

ふたりで見たあの日の空がどんなだったか、思いだせないとしても、
ふたりが一緒にいた事実は、絶対に記憶から消えることはない。

たとえばあなたが花だったとしたら、
たくさん咲いた他の花との違いなんて、何もないかもしれない。
だけど、そのたくさんの中から、あなたという一輪を選んだ僕だけが、
あなたの名前を呼ぶことができる。
あなただけに伝えられる言葉がある。

 

あなたと出会えなかったら、
僕は今、まったく違った人生を歩んでいただろう。
あなたがいなかったら、
僕はこんな唄を歌うことはできなかっただろう。

あなたが僕に生きる力を貸してくれた。
だからそれは絶対、僕の生きているうちに返さなきゃならないものなんだ。

泣くことも笑うこともできないほどつらくなったとき、
そんなときだけでいいから、どうか思いだしてください。
僕と同じように悩んで、悩んで、そうして僕という花を選んだあなただけが、
僕の名前を呼べるということを。
あなたの言葉が、僕にはきっと伝わるってことを。

 

誰にだって、会いに行きたいと思う誰かがいる。
同じように、会いに来てほしいと思う誰かがいる。
自分が会いたいと思う人は、いつだって、自分を待ってくれている。

 

たとえばあなたが花だったとしたら、
たくさん咲いた他の花との違いなんて、何もないかもしれない。
だけど、そのたくさんの中から、あなたという一輪を選んだ僕だけが、
そして一輪を選んだあなただけが…

いつの日か、泣くことも笑うこともできなくなったとき、
そんなときだけ、どうか思いだしてください。
たった一輪の花を選ぶことのできた、あなただけが、
僕の名前を呼べるということを。
あなたの言葉が、僕にはきっと伝わるってことを。

あなたが世界中でただひとり、
僕だけに会いたいと思っているということは、

世界でただひとりの、あなただけに会いたい僕がいるということだから。

 

◆携帯のメモからできた曲

この曲が携帯にメモされた言葉の羅列によって誕生したことは有名で、たとえばBARKSのインタビューでは、藤原さんが次のように話しています。

「すごく強い言葉だと思ってたのが実際その携帯の電子的な字面になると意外と弱いんだなってわかったりとか、意外と強いんだなってのが逆にわかったりとか。そういうことを遊び感覚でやってたりするんですけど、わりと重要な作業だなって思うんです。まっ先に客観的になれる瞬間ですから。そういう歌詞の断片が携帯のメールの保存ファイルのところにちょっと残ってる。『花の名』の歌詞は、そこから引っぱり出してきた言葉の羅列でもある(笑)。言い換えれば、過去の自分が思ったことで全部できちゃった歌詞です。」
https://www.barks.jp/news/?id=1000034901

ただ、同じインタビューでは次のようにも語られています。

「曲自体の断片は昔からあって、いつか曲にしようとは思ってたんですけど、AメロBメロっていう風に繋がっていかなかったんですよ。だから、サビだけがあって。繋がった理由は“歌詞”です。まず直筆で書いてみて見るんですよ。あとは携帯なんですけど、打ち込んで文字になったときの字面でやっとその言葉が判断できるというか…。」

つまり、曲の断片が歌詞によってひとつの曲として繋がった、ということですので、断片の羅列からできた曲ではあっても、そこにはちゃんと繋がりがあり、曲全体をひとつづきのストーリーのあるものとして考えてよいことになります。

 

◆「花の名」という曲名について

この曲の中では、「あなた」という存在が花にたとえられ、それなら他のたくさんの花たち(=他の人々)と大した違いはないのかもしれない、と歌われています。

その流れで「そこからひとつを 選んだ 僕だけに 歌える唄がある」と続くことから、曲名の「花の名」はたくさんの花のうちのひとつを区別する、「一輪の花が持つ名前」であると考えてよいと思います。通常、花の名といえば「桜」や「チューリップ」などの種類名を指しますが、そう考えてしまうと歌詞のつじつまがあいません。

以上の考え方で、「僕だけに歌える唄」は今回の解釈では「(相手の)名前」としています。もちろんそれより広い意味を含んでいると解釈した方が自然なので、単に「言葉」ともしました。

※ 2018/03/19更新

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