アルバム未収録

BUMP OF CHICKEN 「アリア」歌詞の意味

※配信限定シングル(2016.08.17 Release)

【はじめに】 基本的に、ここで書くのは言葉的な解釈だけです。「曲のテーマ」とか「メッセージ」とかは聴いたひとそれぞれが感じるものなので、そのあたりの考察にまでは踏み込まないようにしたいかなと思います。

→BUMP OF CHICKEN 「アリア」歌詞(リンク)

【歌詞の大まかな意味】

昔の小さな悩みのひとつひとつは、
すぐに騒がしい日々に流されて忘れてしまった。
どれもよくある悩みごとだったから、単に日常の一部でしかなくて、
目に付くものなんかひとつもなかった。

もし言葉をとても上手に使えたら、
自分の本音をかなり正確なところまで言い表わせるかもしれない。
だけど気持ちをそのまま言葉に置き換えることは所詮無理な話だ。
それで言えずに胸にしまっているうちに、
やっぱり騒がしい日々に流されて忘れてしまった。

同じ人間でも、たとえ同じ服を着ていたとしても、
僕ら二人は別々に息をして、別々に生きている
根本から違う存在なんだ。

そのあなたというたった一人の価値を、あなたの中に見出したら
あなたも同じように僕の価値を見つけてくれたことも。
手を差し出したら、それに答えるように手を伸ばしてくれたことも、
僕はちゃんと覚えている。

その時、僕は言いたいことが何も言えなかった。
だけど、言いたいことって結局何だったんだろう。

 

言葉に詰まって何となく飛ばしてみた紙飛行機はすぐに落ちて、
あなたのまっすぐな視線が僕を見ていた。
僕はその視線を受け止めることができなかった。
夕焼け空の下、サイレンの聞こえた帰り道のことをよく覚えている。
その思い出は、今はもうつらいとも思わないのに、
まだ気にかかって僕の心を離れない。

そこでこぼした小さなため息も、
周囲の騒がしさがすぐに飲みこんでしまった。
だけどあなたが僕の名前を呼んでくれた、
それだけのことで、周りのことなんかどうでもよくなってしまった。

僕らの別れっていうのは、きっと突然やってきたんじゃなくて
出会った瞬間から、その時までずっと
知らず知らずのうちに温めていたものなんだと思う。

あなたは泣いてるくせに、それでも笑おうとするから、
それで胸がいっぱいになって
僕の顔もあなたの鏡になったみたいに涙が流れた。
初めて心の底の気持ちを伝え合えた気がした。

あなたの視線を受け止められないままだった。
だけどその瞬間だけは忘れたくなくて胸に刻もうとした。
ほかのものは全部流されて消えてしまうとしても。

 

泣いてるくせに、それでも笑ってくれたから、
僕もあなたの鏡になったみたいに泣いてしまった。
たった一度きりだったけど、心の底から通じ合えたような気がした。
僕の冷たくなった手が、あなたの手を離れてからも
あなたを思いだして熱く感じられることを。
あなたというたった一人の存在を見出したら、
同じようにあなたも、僕という存在を認めてくれたことを、
僕はこれからも覚えていたい。

あの昔の日々にあなたがいた。
あの夕焼けの日にあなたといた。
伝えたいことを言葉にする必要なんかなかった。
ただ忘れたくなくて胸に刻みつけていた…

 

【補足】
・「アリア」はオペラやオラトリオ(聖譚曲)などで歌われるソロのこと。一人で歌うものであることがこの曲の内容を暗示しているのかもしれません。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中