8th Album 「Butterflies」

BUMP OF CHICKEN 「コロニー」歌詞の意味

主な収録作品:Hello,world! / コロニー
BUMP OF CHICKEN
トイズファクトリー
2015-04-22

【はじめに】 基本的に、ここで書くのは言葉的な解釈だけです。「曲のテーマ」とか「メッセージ」とかは聴いたひとそれぞれが感じるものなので、そのあたりの考察にまでは踏み込まないようにしたいかなと思います。

→BUMP OF CHICKEN 「コロニー」歌詞(リンク)

【歌詞の大まかな意味】

苦しいと思ったはずなのに、
どうして苦しいのかと考えた途端にわからなくなる。
うれし涙とか悲し涙とか、
そういう名前の付けられない感情で泣けてきて、
体の中と外がぐちゃぐちゃになるような感じで、
もう自分がちゃんと存在しているのかどうか、
それさえ自信が持てなくなってくる。
外の世界すら、幻のように実体のないものに見えてきて、
気を抜けば、吸い込まれて
二度と戻ってこれないんじゃないかと思えてくる。
だから自分の手に重なったあなたの手の温もりに、
しっかりすがりながら、
ただただ、おびえていた。

その手から伝わってきたあなたの鼓動は、
自分のものとそっくりだけど、
やっぱり他人のものだから違うもので、
それが降りかかる痛みや苦しみのかわりに、
何回も何回も自分の肌の上で脈打ってくれた。
ふと目を閉じると、明るい空の向こうに輝く星たちが、
まぶたの裏に見えた気がした。
自分とあなたも、そんな無数の存在の中の、
たったひとつずつの存在でしかない。

自分は自分の見方で世界を見て、
他人は他人の見方で世界を見る。
だからこの世界で出会って手に入れたものも、
別れて失ったものも、
全部、自分の心が感じて作り上げたものでしかない。
こうやって必死でちゃんと生きている自分の存在も、
本当は実体のないものなんじゃないかと思えてくる。
お願い、あなたの手で触れてみて、
自分が本当に存在しているんだと証明してほしい。

 

立場や個性やアイデンティティーを守るために、
あれほどたくさん持っていたはずの、
いろんな言い訳や理屈ももう役に立たない。
前に進んでいくために、
必死に振りかざしていた弱々しい決意も、
もう全部使い果たした。
この世界は所詮幻、見せかけだけの偽物。
今にもすっかり消えてなくなってしまいそうで、
でもいつまでもありつづける、
まるで大きな生き物のような存在だ。
だけどその中に、あなたがいてくれるから、
それが自分の希望になって、
生きつづける力になってくれる。

心の奥から聴こえてきた本音は、
当然自分の声だった。
だからそれが外に飛びだしたと思った瞬間、
今の自分を責めるように跳ね返ってきた。
本当はそんなことをしたいんじゃないんだろうと、
自分を責める声になって。
だけどそのもうひとりの自分の声に、
卑怯にも耳をふさごうとする。
鏡の奥から見ている気がするもうひとりの自分を、
見ようともしないで目をそらす。
同じ人間なのに、
一方はこうしてほしいと願って、
一方はこのままでいいと言い聞かせて、
お互いに苦しみながら、
お互いを責めあうことしかできない。

きっと生まれた瞬間、自分の産声は大きく響いて、
世界の全部を腕いっぱいに伸ばして抱きしめたんだろう。
何も知らないままに、
何も持たないままに、
自分が生きる世界を精一杯愛して迎えたんだろう。

またそんなふうに世界を愛せるだろうか。
全部、自分の心の中でしか起こらないことだとしても。
ほらこんなに必死で、ちゃんと生きているんだから、
それを証明してほしい。
こちらが手を触れたら、
あなたも同じように握り返してほしい。

どうか隣にいて、どこにも行かないで、
そうやって微笑んで肯定してほしい。
肌を重ねて鼓動の音を聞いてほしい。
あなたが流した、その名前の付けられない感情のしずくを、
どうか自分に触れさせてほしい。

苦しみはどこからやってくるんだろう。
希望であるあなたは、
自分の中のどこにいるんだろう…

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